授業風景(2)

こんにちは、特任教員の鈴木です。
毎回の授業で学生に提出させているリアクションペーパー。その日の授業での感想や質問を自由に書かせています。
ただ「自由に」というのは、なかなか難しいものです。自分で判断して書かなければなりませんから。そのため、以下のような基本的なヒントは伝えています。これはリアクションペーパーの採点基準でもあります。
1.量があること。
⇒用意された解答スペースは、暗にこれだけ書けという期待です。
相手の期待に応えるために書くもので、アンケートではありません。
2.見やすいこと。
⇒最近、読む前に判別不能な文字が増えてきました。
これはビジネスマナーと同じく、相手に対する配慮です。
3.漢字を使うこと。
⇒これも最近の学生は、ひらがなばかりで絵文字もあります。
それはそれで面白いですが、加点できません。
4.自分の意見があること。
⇒ただ授業の内容をペーストしてもダメです。
高校の授業と一番、異なる点で、解答ではなく回答を求めます。
5.事実+意見であること。
⇒ただ「参考になった」「役だった」ではダメです。
何がどう良かったのか参考になったのか、がわかりません。
これらはレポートでも論文でも、そして企業の求めるエントリーシートでも同じです。基本的に加点主義で採点しておりますので、これらを満たしていなければ、どんなに出席していても単位を出すことはできません。
これも今年は昨年より繰り返し伝えるようにしたので、昨年より書く努力は見えますが、本来はこれらは学生自身が自分で考えて行うべきことです。必要な情報や文献は無数にあります。そうした点を気付かせたいと思います。

授業報告(5)

こんにちは、有田です。

 

担当する授業では、
「自分を理解すること」と「現場を理解すること」を基礎としています。
今週は「自分の名前を考える」と「自分のモットーを掲げる」に取り組んで
もらいました。

自分の名前に対しては、最近好きになったと書いた学生が多くみられました。
また、名付けた親に対する感謝を新たにしたとの文章をうれしく読ませてもらいました。

自分のモットーは、今の目標や課題をどの言葉に表すかに苦労していました。
韻を踏んで覚えやすい代表例を2つご紹介します。

「誠実・堅実・忠実」「目配り・気配り・心配り」

人生の節目節目で見直していくことを勧めた次第です。

授業風景(1)

こんにちは、特任教員の鈴木です。
今学期の授業では最初に厳しく言ったせいか、遅刻・私語をする学生が殆​ど居りません。教員が優先すべきは、学びたい学生の学習環境の方であ​り、遅刻(環境破壊者)の都合ではありません。遅刻せず定刻で来るメリットを感じさせる手法もとっ​ておりますが、それとは基本的な考え方が違います。
勿論、不可抗力での遅刻​は咎めませんし、法政のような大規模大学では、教室間の移動に時間がかかることもあります。(ちなみに、筑波大学では履修授業の教室をよく見ないと、授業後に自転車やバイクでキャンパスを必死で走らなければならないことがあるそうです。)
授業に関する雑談も歓迎です。大人数授業(キャリアデザイン入門は、1クラスに100~200人)ではなかなか大変ですが、できるだけ学生に問いかけるようにしています。その際、「3秒ルール」というのを決めています。私の質問について、3秒間は考えてみることです。無思考ですぐに「わかりません」の即答は許しません。
こうすることによって、授業の緊張感が生まれますし、リアルタイムのコミュニケーションに慣れてきます。
学生は最初は戸惑いますが、慣れてくると授業を楽しめるようになります。
そのため、最近、こんな授業感想が増えてきました。
「4、5限の授業はいつも疲れて寝ているのですが、この授業は眠れなくて困ります。笑」
これからも学生を悩ます授業をしようと思います。

授業報告(4)

こんにちは。有田です。
金環日食きれいでしたね。ご覧になりましたか?

今回は5コマ合計1,100名を対象とした壮大なグループワーク実施報告です。
市ヶ谷の「キャリアデザイン入門」、多摩の「キャリアデザイン論」で
「3分間スピーチ」を行いました。
グループの組立てと進行に様々な工夫を加えた結果、全員が整然と、
そしてワイワイガヤガヤと有効な取組みとなりました。

リアクションペーパーに学生が記入した「発信力を高めるために気を付ける点」をご紹介します。

① 発信する時は、頭を整理して順序立てて話すと相手にわかりやすい
② 発信前に、情報を集めて自分の考えをまとめることで説得力が生まれる
③ 主観的な考えと客観的なデータや情報を組合せて話すとうまく伝わる
④ 聞き手の反応を見て、それに沿って話すことが大事
⑤ 聞き手は話し手の意見をまず認めてあげることが大切
⑥ 聞き手の反応や質問でさらに自分の考えを膨らませる

どうでしょう? 現代の若者達への期待を感じます。

授業報告(3)

有田です。

 

「キャリアデザイン入門」の受講生がさらに増えて、
うれしい悲鳴をあげております

今日は第4回目の授業報告です。

 

就業力養成プロジェクトで制作したDVDを使用しての授業
「働く現場を知る」(旅行代理店)を実施しました。
女性新入社員の奮闘記です。

受講学生がリアクションペーパーに記載した
「社会人1年生が気を付ける点」をご紹介します。

① 周りへのアンテナを張り、一歩先の事を考えてスケジュール作りをする
② 事前の準備・調査と事後の報・連・相をしっかり行う
③ 確認するまでが仕事だとの自覚を持って関係者とのダブルチェックを行う
④ 言うべきは言って焦らず、日程管理をしっかりやって余裕を持つ
⑤ 「頑張る・やってみる・なんとかする」ではなく、
「やる・やりとげる」という気持ちで仕事に取組む
⑥ 責任への覚悟を持ち、責任はやりがいに通じると考える
⑦ 個人ではなく、「組織として動く」という意識で取組む

いかがでしょう? たのもしい文章(建前)がならんでいます。
でも本音は不安でいっぱい、そちらは「法政就業力通信」5月号で
紹介させていただきます。

授業報告(2)

こんにちは。有田です。

 

ゴールデンウィークが終わり、日常が戻ってきました。
気持ちを切り換えて、仕事・勉強に取りくむとしましょう。

 

担当授業「キャリアデザイン入門」第3回では、テキストに沿って
「社会の場で必要なこと、きく・話す・読む・書く」を説明しました。

 

解説内容は、
「聞く」…考えながら聞く、キーワードをつかむ
「聴く」…相手の気持ちを聴く
「訊く」…こちらから尋ねる
「話す」…相手が話し終わってから、自分の言葉で
「読む」…5W1Hをつかむ(When,Who,Where,What,Why,How)
「書く」…結論から簡潔に

 

「きく」には3種類の「聞く・聴く・訊く」があり、それぞれに違う意味を
もっています。

 

この4項目「きく・話す・読む・書く」をどう活かすか、との問いに対して
学生が記述した内容をご紹介します。

① 初対面の相手をよく知り、自分のことを知ってもらいたい時
② 相手の話を先ず受け止めると、言葉のキャッチボールが出来る
③ 相手の気持ちを正しく理解することは、自分の価値観を変えることや
自分の成長につながる
④ 企業の求める人材像に対して、自分のどこがアピール出来るか、
何が足りないかが解る
⑤ 4項目は連動しているので自分の為に自分に手間を掛けることが必要
⑥ 相手を尊重する心持ちで、人としてあたり前のことをしていく

どうでしょう? 将来が頼もしく感じられませんか?

最近の大学生を見て思うこと (上) ~与えられ慣れている~

 読者のみなさん、こんにちは。プロジェクトリーダーの藤村です。
ゴールデンウィーク中ですね。昨日と今日の東京は、あいにくの雨模様ですが、連休最後の3日間は好天に恵まれそうです。学生のみなさんはこの長い休みをどう過ごしているでしょうか。
今日から3回にわたって、「最近の学生を見て思うこと」というタイトルで綴ってみたいと思います。私が大学生だった頃を思い出しながら、何が変わったのか(あるいは、変わっていないのか)思うところを述べてみます。
いまの大学生たちは、少子化の中で育ってきました。兄弟はいないか、いても一人だけ、親だけでなく祖父母も健在で、常にいろいろなものを与えられてきました。座って待っていれば、食べ物も玩具も、そして進むべき学校までも周囲が選んできてくれました。学校に行けば、先生は懇切丁寧に、わかるまで教えてくれました。与えられ慣れている、教えられ慣れているのが今時の大学生だと思います。
彼らが大学に入ってくると、まず課題を与えられないことに面食らうようです。「大学の勉強は、誰かに言われてするものではなく、自分で課題をみつけて進めていくものだ。どの講義を履修するかも、自分の興味関心にしたがって決めていい。」

自分で選んで決める経験をあまりしてこなかった新入生たちは、先輩に聞いて「単位の取りやすい講義」や「人気のある先生の講義」を選ぶことになります。そこには、何を学びたいとか、これがしたいという意志はあまり見られません。
そして、サークル活動やアルバイトに精を出すことになります。これでは、何のために大学に進学したのかわからなくなってしまいます。
私が大学生だった35年前も似たような状況がありました。当時の大学生が講義や勉強に熱心だったかというと、決して胸を張って「そうだった!」とは言えません。
「だったら、いまと同じじゃないですか」という声が聞こえてきそうですが、一つだけ大きく違っていたことがあります。それは、議論です。お互いに真剣に意見を戦わせる雰囲気がありました。大学生なのだから、議論するのが当たり前だという気持ちを多くの学生は持っていました。ゼミの時間、休憩時間、飲み会の場、あらゆる機会をとらえて議論していました。
いま振り返ってみると、「あんなことを、どうして真剣に、あそこまで議論したんだろう」と思います。でも、当時は一生懸命でした。
この経験が後に働くようになって役立ったと思います。いまの学生は、受動的に見えます。それが今回のタイトルの意味です。もっと能動的に動いてほしいというのが教員の願いです。どうすれば自ら動くようになるのかを考えて、仕掛けていくことが今の教員に求められていると思います。

4月10日は法政大学の創立記念日です。

こんにちは、特任教員の鈴木です。

GWに入りましたが多くの大学では暦通りに粛々と授業が行われていますね。文科省のご指導で、授業日数の確保にはどこの大学も苦労されていますから。
そんな中、我が法政大学は、本日(5月1日)は4月10日の創立記念日の振替で休講となっております。流石に雇用・人的資源管理の研究ではトップレベルの大学です。そうしたことを知らずに過ごしている学生は多いですが、私の講義では必ず大学のルーツを伝え、大学のアイデンティティとプライドを養成するようにしています。
また新入生にとって、こうした自由な時間をどう使うかを自分で考えるというのは高校からのライフスタイルを切り替える貴重な機会です。大学生にも立派に大学生としてのキャリアはあり、それは講義だけではなく、サークル活動、旅行、趣味、アルバイトなどからも形成されます。そして、それらは自ら働きかけねばやってきません。
「大学が楽しくない」という学生もおりますが、「楽しい大学生活は待っていても来ないよ。自分から掴みに行きなさい。」と私は伝えています。
新入生もやっと大学に馴れてきた頃ですが、これからが本格的な大学生活の始まりです。彼らの入学時の新鮮な期待に応えて引っ張っていけるように我々教員一同も、GW明けの授業に向けて鋭気を養いつつ、来週の講義をどうするか思索しております。
どうぞ皆様も、実りあるGWをお過ごし下さいませ。
追伸:新教材「就業力育成ビデオ」に多くのお問い合わせ有り難うございました。今月、いよいよ初回講義を行いますが、状況についてはまたこちらのブログでもご報告して参ります。我々教員も学生の反応が楽しみです。