カテゴリー別アーカイブ: 鈴木 美伸

授業風景(4)

こんにちは、特任教員の鈴木です。梅雨入りしましたね。
学生を見ていると風邪をひいている者が多いです。どうぞご注意を。

 

先月からビデオ教材を授業で使い始めておりますが、学生からは仕事の現場を知れて良かったと好評です。この新しい授業の形は、いろいろ発展性があるなと感じており、今後、研究会を立ち上げてみようと計画中です。

 

こうしたビデオ教材は過去にもありました。例えば、「プロジェクトX」のようなドキュメントが代表的です。立派な業績を残した人物の体験談ですね。

 

こうしたキャリアモデルを見ると、勇気や元気が出て活力が湧き、奮起するものです。ところが、最近の学生を見ていると受け止め方が変わってきました。

 

「自分とは違います。」「そこまで苦労したくない。」 etc.

 

正直な意見なんでしょう。でも、そうした学生たちに伝えています。

 

「いいかい、偉人と自分の間に線を引くのはやめよう。1万人を動かすなんてたしかに誰にでもできることじゃない。
でも、10人でも5人でも動かせれば十分だよ。その5人がまた5人を動かせるんだから。

 

可能性が1%しかなくても、諦めて何もやらない0%と比べたら、その差は無限大だよ。」

 

この点、法政で作ったビデオ教材は、遠い「スパースター・モデル」ではなく、ちょっと頑張れば追いつける「背伸びモデル」です。今後もうまく授業で使っていきたいと思っています。

授業風景(3)

こんにちは、特任教員の鈴木です。

やっと仕上がったビデオ教材を初めて授業で使用しました。「​旅行代理店編」「産業機械メーカー編」の2本で、想定内外の学生の反応​が面白いです。このビデオでまずは働くことの大変さとやりがいの2つを伝えたかったのですが、その受け止め方に学生の経歴や性格が現れています。

改めて思ったのは、今の若者は情報に敏感で思い込みが強いことです。​マスコミの報道や自分の考えを一般化しすぎています。自分の経験だ​けで「今の日本の若者は・・・」と語れる図太さには驚愕させられます。(まあ、​それが若者の純粋なところでもありますが、情報の見方をしっかり教​えることが必要ですね。)

大学で学ぶことの基本は、世間一般で言われていることが本当なの​か、自分だけの見方はどんな位置にあるのかを知ることです。そして、​新たな自分の見方や行動を身に付けること。大人になるとは、同じ​事実・出来事から多様な見方・行動ができるようになることです。

だから、
「この夏休みはもっと広い世界を見ておいで!」
と伝えたくなります。

ビデオ教材では、ビジネスの実例を元に、大学生から新社会人のレ​ベルで理解出来るレベルのシナリオをおこしました。講義では実感しに​くい仕事を、映像の説得力がカバーしてくれます。

しかし、それを使いこなす教員も腕の見せどころです。純粋アカデミック​の先生でも、企業出身の先生でも、使いようでそれぞれの効果が出せます。そして​新しい授業のかたちが生まれてくることでしょう。もっと高度に。もっと面白く​。

映像製作も、作曲活動も、写真撮影も、そして授業も、
メディアは違いますが、「何をどう伝えるか」は同じです。

授業風景(2)

こんにちは、特任教員の鈴木です。
毎回の授業で学生に提出させているリアクションペーパー。その日の授業での感想や質問を自由に書かせています。
ただ「自由に」というのは、なかなか難しいものです。自分で判断して書かなければなりませんから。そのため、以下のような基本的なヒントは伝えています。これはリアクションペーパーの採点基準でもあります。
1.量があること。
⇒用意された解答スペースは、暗にこれだけ書けという期待です。
相手の期待に応えるために書くもので、アンケートではありません。
2.見やすいこと。
⇒最近、読む前に判別不能な文字が増えてきました。
これはビジネスマナーと同じく、相手に対する配慮です。
3.漢字を使うこと。
⇒これも最近の学生は、ひらがなばかりで絵文字もあります。
それはそれで面白いですが、加点できません。
4.自分の意見があること。
⇒ただ授業の内容をペーストしてもダメです。
高校の授業と一番、異なる点で、解答ではなく回答を求めます。
5.事実+意見であること。
⇒ただ「参考になった」「役だった」ではダメです。
何がどう良かったのか参考になったのか、がわかりません。
これらはレポートでも論文でも、そして企業の求めるエントリーシートでも同じです。基本的に加点主義で採点しておりますので、これらを満たしていなければ、どんなに出席していても単位を出すことはできません。
これも今年は昨年より繰り返し伝えるようにしたので、昨年より書く努力は見えますが、本来はこれらは学生自身が自分で考えて行うべきことです。必要な情報や文献は無数にあります。そうした点を気付かせたいと思います。

授業風景(1)

こんにちは、特任教員の鈴木です。
今学期の授業では最初に厳しく言ったせいか、遅刻・私語をする学生が殆​ど居りません。教員が優先すべきは、学びたい学生の学習環境の方であ​り、遅刻(環境破壊者)の都合ではありません。遅刻せず定刻で来るメリットを感じさせる手法もとっ​ておりますが、それとは基本的な考え方が違います。
勿論、不可抗力での遅刻​は咎めませんし、法政のような大規模大学では、教室間の移動に時間がかかることもあります。(ちなみに、筑波大学では履修授業の教室をよく見ないと、授業後に自転車やバイクでキャンパスを必死で走らなければならないことがあるそうです。)
授業に関する雑談も歓迎です。大人数授業(キャリアデザイン入門は、1クラスに100~200人)ではなかなか大変ですが、できるだけ学生に問いかけるようにしています。その際、「3秒ルール」というのを決めています。私の質問について、3秒間は考えてみることです。無思考ですぐに「わかりません」の即答は許しません。
こうすることによって、授業の緊張感が生まれますし、リアルタイムのコミュニケーションに慣れてきます。
学生は最初は戸惑いますが、慣れてくると授業を楽しめるようになります。
そのため、最近、こんな授業感想が増えてきました。
「4、5限の授業はいつも疲れて寝ているのですが、この授業は眠れなくて困ります。笑」
これからも学生を悩ます授業をしようと思います。

4月10日は法政大学の創立記念日です。

こんにちは、特任教員の鈴木です。

GWに入りましたが多くの大学では暦通りに粛々と授業が行われていますね。文科省のご指導で、授業日数の確保にはどこの大学も苦労されていますから。
そんな中、我が法政大学は、本日(5月1日)は4月10日の創立記念日の振替で休講となっております。流石に雇用・人的資源管理の研究ではトップレベルの大学です。そうしたことを知らずに過ごしている学生は多いですが、私の講義では必ず大学のルーツを伝え、大学のアイデンティティとプライドを養成するようにしています。
また新入生にとって、こうした自由な時間をどう使うかを自分で考えるというのは高校からのライフスタイルを切り替える貴重な機会です。大学生にも立派に大学生としてのキャリアはあり、それは講義だけではなく、サークル活動、旅行、趣味、アルバイトなどからも形成されます。そして、それらは自ら働きかけねばやってきません。
「大学が楽しくない」という学生もおりますが、「楽しい大学生活は待っていても来ないよ。自分から掴みに行きなさい。」と私は伝えています。
新入生もやっと大学に馴れてきた頃ですが、これからが本格的な大学生活の始まりです。彼らの入学時の新鮮な期待に応えて引っ張っていけるように我々教員一同も、GW明けの授業に向けて鋭気を養いつつ、来週の講義をどうするか思索しております。
どうぞ皆様も、実りあるGWをお過ごし下さいませ。
追伸:新教材「就業力育成ビデオ」に多くのお問い合わせ有り難うございました。今月、いよいよ初回講義を行いますが、状況についてはまたこちらのブログでもご報告して参ります。我々教員も学生の反応が楽しみです。